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2022年7月29日(金)

 しばらくちょっといろいろあり落ち込んでいました。その中で夜な夜な、前回書いたのとまったく違う方向の作業を……ナミソラの新版を構想しておりました。一旦は組み上がった物語を壊し、世界観も詰め直し、「中学の頃に考えていた物語の集大成」ではなく、それを超えて、楽しさも深みも読者様に届けられることを目指して。

 行きつけの喫茶店の店主さんの言葉、ずっと昔から僕の作品を知ってくれている仲間から届いた作品感想など、いろいろなものに元気をもらって、なんとか。方向性が迷子になり気味でしたが、自分らしく原点に立てるのが一番かな、と思う次第です。

 具体的には、投稿先に迷っていました。締め切りとの兼ね合いもあるのですが、そもそもライトノベルという、どうしても「男性向け」に偏りのある畑にいるのが最適なのか? 「女性向け」に振り切ったほうが、本当に好きになってくれる読者に巡り合えるのでは? という問いに溺れていまして。今、物語をどう組むか、どういう味付けをするか、中華にするのかイタリアンにまとめるのか自由自在! という段階なので、一番迷う時期ですね(笑)。

 ですが、ちょっと原点回帰で……新版ナミソラは「プラネテアを楽しんでくれた人に届けたい」という思いで構築してみようか、と今は思っています。この1年やってきた「すばる的に最大限にラノベ」だった作品からは一歩引いて、再び、優しい世界を志す感じでしょうか。

 本当は、「面白さ」に振り切った男子にも女子にも楽しんでもらえるラノベ作品も、ほんわか幻想世界を描いた優しいファンタジー作品も、両立させて同時期に書いていきたいのです、が……! 今のすばるのキャパシティではなかなか大変なようです。ですが、限界は常に超えていくものだと思っているので、ちょっと両立を目指してみようかな……!(こういう台詞を言えるうちは右肩上がりを信じて元気にやっているのですが、でも、落ち込んだっていいとも思うのです。その中から生まれるものにも救われているところもあり)

 拍手、届いております。ありがとうございます……*


2022年7月20日(水)

 新人賞に落ちた原稿の改稿をしてました。賞では門前払いでも、僕にとっては丸2年近い付き合いになろうという物語世界です。当然これきりにするわけではないですし、賞に落ちたことでこの改稿が為されたことを思うと、すべてはこの物語世界を最上にするために起こっている……!? なんて思いにもなるような!?(笑)

 もちろん、賞に出した時点では最上の原稿だったのですが。やはり枚数規定が厳しく、これ以上1行も足せない状態の章が多かった中で、本当はシーンとして描きたい……! という設定や掘り下げ箇所がありまして。それらを描いていったので、非常に満足できましたし、「エモい!!!」と叫びながら布団に倒れ込んだりする幸せな作者でありました。めでたしめでたし。

 いやはや、しかし……凄まじい執念と執着で、改稿に次ぐ改稿をして、高めてきたんですよ、この作品……。新人賞を狙って書く人たちのやり方、推奨される通り道ではないと思います。「賞」よりも、いつしか「この作品」への執着が上回ってきて。その思いを眺めれば、10年前から変わらず、自分は一次創作の民なのだなぁ、なんて思います。

 その一方で、もはや「作品」様に書かされている感も(笑)。何度見放しそうとしても、あきらめようとしても、他者からどんな評価をされようとも、僕のドストライクを突く面白さで僕を殴りに来てくれる「作品様」……。滑稽な話で、結構な話ですが──全4巻、書くことになるんですかね、これは……はは……(7月頭にラストまでの構想が降ってきたのである)。

 全4巻、賞を目指すモチベーションもなく、迷宮入りせずに書いていける、のか……ちょっとそこのところは未知数ですが、この日記は進捗を語り続けます、たぶん(笑)。

 あたたかい拍手に救われております。ありがたや、ありがたや……!!


2022年7月15日(金)

 しばらくぶりの更新ですみません。新人賞、あっけなく落選しておりまして、凹んでました。どんな結果だろうと、それが今の実力であり、流れとしてもベストなのだろう、という考え方は未だ、心の奥底までは納得できていないことのようです。

 気分転換のため……と思ったわけではないのですが、魂が自然に、あらぬ方向に舵を切り出し、わたわたしております。久〜しぶりに漫画など読んで、「あれ、自分、自創作以外の娯楽に触れるのが久しぶり……?」と気づいたあたり、いろいろ人生を見直したほうがよさそうです(娯楽を提供する立場になりたいのであれば……!)。

 それで、心底ハマる本にも出会っちゃいました。設定や世界観がストライクだったのですが、内容も……なに、なにこれぇぇ……と悶えています。もとから読書をするほうではなく、小説家を志してからの何年かは、割と読書が研究のためだったため、久々に「本にのめり込んで読む」を純粋に体験しています。

 何十冊と読んで、「すごい本」はいっぱいあっても、「ハマる本」はなかなかない、ほとんどない、という読書人生でした。漫画やアニメも然りで、脱オタしてしまった(?)のですが……。

 と、書いていて気づきましたが、去年から自分で執筆してきた作品にはどハマりしてました。これだから自家中毒の自家発電創作家はいやんなっちゃうなぁ〜ははは〜! ……幸せです、はい。

 拍手、ぽつぽつ届いておりました、ありがとうございます……!


2022年7月5日(火)

 知人から言われて、あるいは自分で薄々思っていて、改めて認識したのですが……小説を書くのって、ものすごい時間がかかるのですね……!?

 個人的には、漫画などに比べれば、表現にあたっての時間はかからないものだと思っていました。たとえば「原稿を徹夜で仕上げてイベントに間に合わせた」などができるのが小説という媒体、と認識していたのですが……。

 そして私が漫画という表現手段をメインウェポンにしたくなかった理由が「自分の描きたい長編を表現していくにあたり、(納得いく絵を描くのに苦労する段階の自分としては)出力に時間とエネルギーがかかりすぎる」というのが理由のひとつだったので、「小説は長い物語がすいすいと表現できる」(あるいは個人的には、長い物語を読んで摂取するのも楽)、という印象がありました。

 もちろん今では消去法的理由ではなく、日本語での表現、という手段が最高に楽しい! という思いで小説を書いてます! でもそれは、本格的に「小説をメインにする」と決めて取り組んだからこそ得られた楽しさですね。

 ところが、日々の作業時間の記録日誌をぱらぱらしてみると、毎日2時間とか3時間とかの作業を何週間も続けていて……あれ? と(笑)。1日1日のことはあまり憶えていないので、「俺こんなに作業してたっけ……?」みたいに首をかしげたくなり。そしてクライマックスに到達した原稿の束の分厚さに、あれ? と……。

 ひょっとして、長編を書き上げるのってけっこう大変だったんだっけ……?

 昔の自分が聞いたらぶち切れてはたかれそうな台詞なのは承知ですが(当時の苦労を忘れたのか! と)、今の正直な意識はそんな感じです。とにかくこの数ヶ月、書くのが楽しい、楽しいで毎日を送っていたら、残りがわずかに……。もうすぐひとつの旅が終わりなのですね。また続きを書く気満々ですが(笑)。

 各所から、絵の技術も磨いて生かすことや、セルフプロデュース的に完成した作品を広めることもがんばれ! という助言をいただいたり波が来たりもしているのですが……おいらは自分の世界に引きこもってひたすら物語を創って書いてるのが楽しいんだよぅ、と……(笑)。ただ、ありがたいお声かけがあり、今年中にはとある小さなイベントで、ファンタジー風似顔絵を描きつつ文庫を売る、という営業活動をしてくるかもしれません。

 拍手押してくださった方、本当にありがとうございます☆


2022年7月3日(日)

 「つながって描く」という体験のパワフルさに、おののいています。

 今日も、創作ができるいつもどおりの日でありながら、とても力とエネルギーに満ち溢れた、奇跡のような一日でした。執筆以外に、続刊構想の資料を読み返しつつ、アイデアを出していた時間が長かったですが……、明らかに自分が考える領域を超えて、パズルのピースが降ってくる感じがありました。

 以前、執筆時に音楽は聴かない、とこちらに書きましたが、今日はがんがん聴いていました。執筆している原稿はクライマックスだったのですが、メロキュアの「Agape」「ALL IN ALL」をひたすら……。他、堀江由衣さん、田村ゆかりさん、PENGUIN RESEARCHさんなどの曲を回しつつ、でもほとんど音楽も歌詞も耳に入らずに、音の響きそのものに包まれるように書いていました。至福、というよりは……個人的には至高、とさえ思える体験でした。

 こんなふうに創作ができる。執筆ができる。
 それは本当にもう、この宇宙の贈り物ですね。
 あとは、いかに恩返しをしていくか……生きていくのが、楽しみです。

 拍手、ありがとうございます……!!!


2022年7月1日(金)

 奇跡のように、今書いている物語のこれからの構想と展望に関する素晴らしい出来事がありました。「降ってくる」というのを、あんなに浴びるように体験したことはありませんでした。すべて、宇宙のパズルのピースがはまっていく。なにひとつ無駄はなく、すべてが美しくつながっている……。

 本当に、自分が書いている、創っているだけではないと思います。僕は、受け取って書き出す係。それだけです。

 だけどその「受け取る力」「つながる力」は日々、もっともっと磨いておきたい。

 実は、プレアデス(すばる)に関わる宝物をお迎えすることになり、その日からプレアデスパワー全開で駆けています。なんのことやら、と思う方、すみません、スピリチュアルです(笑)。心も意識も全開放で、これからも宇宙の限りない叡智とつながりたいですね。

 あと最近、なんだかすごく元気なんですね。全身全霊で「生きたい!!!」と夜中に思いが叫ぶようなこともあり、身体のスイッチが入っていったのか、エネルギーが充満している感じです。というか夏!ですしね! 真夏と真冬が大好きです。2022年、素晴らしい夏になりますよう!

 拍手押してくださった方、感謝感謝です*