日記トップはこちら

2020年8月31日(月)

 なんだか不思議な人生を送っているなぁと思います。いや、別に自分自身の人生はそう変わってもいないと思うのですが、今日会ったり話したりした人がたまたまとても世間的に珍しい人たちばかりで……。普通そんな人と知り合わないだろう、というような。生きているといろいろありますね。

 とはいえ自分の人生のほうでも、特に創作人生のほうでも、珍しい形式の依頼を引き受けることになりまして。種別としては脚本になるのですが、あまりに珍しい形式なので、自分にできるのか? と思いつつも仮提案をしているうちにとんとんと話が進み……。9月はそちらにかかることになりそうです。

 英語の本もヘッセも毎日開くもののあまり進んでいません、今は中断していた『嵯峨野明月記』を読んでいます。9月に、舞台となった場所に行く前には読み終えよ、と父からのお達しが。しかし、信長から光秀から秀吉の天下へと移り変わる歴史の動乱を描く一方で、芸術とはなにか、人生とはなにか、といった内容もだんだん深く濃く描かれるようになってきて、うならされます。

 そうそう、「るりなみ版」は無事完成し、ひとつの区切りをつけることができました。お披露目できるのはもう少しあとになりそうですが、お待ちください。

 8月30日、拍手ありがとうございました☆★


2020年8月29日(土)

 ちょっと間があいてしまいました、元気にしております。早く寝るようになったので、なかなか書きにくる時間がありません。今日も手短に!

 英語の本など読んでいます。手始めに『不思議の国のアリス』を選んだのですが、各方面から「アリスはむずかしいだろう」という反応が……言葉遊びの凝らされたネイティブ向き文章だとか……おかしいなぁ、数年前に「英語初級」として本屋で紹介されていたんだが……。たしかに、単語の意味がすべてわかっているのに、アリスがなにを言っているのかまったくさっぱりわからん、みたいなことが多々あります。めげないぞ。

 一方で「意外と簡単だと思う」と勧められて読み始めた『サピエンス全史』の英語版は少しずつではあれ、すらすら読めています(単語引きまくりつつ、ですが)。なんというか、英語の本を読んで理解ができる、というのはすごく感動的なことのように感じます。どういう脳の働きをしているんだろう!? 本当にわかりません。不可思議です。

 そんなふうに英語の本をいきなり読み始めたのも、早く寝るようになったのも、すべて村上春樹氏のエッセイに影響を受けたからであります……。数回前の日記に「彼には彼の僕には僕の小説の書き方が」みたいに書いた気がするのですが、まったくすべて前言撤回して影響を受けまくろうと思う(謎の決意)。

 更新停滞中にも、拍手ありがとうございます!!!


2020年8月21日(金)

 1週間忙しくしておりましたが、ようやく本日、7月からかかっていた仕事が一段落しました。もうなんというか最後のほうは気持ちが忙しくて大変だったのですが……一息つけそうです。

 創作から全然離れてしまっていて、なにがなにやらです。まったくなにもしていない状態から、「るりなみ版」の仕上げをしてエンジンをかけることに……なる……のか……? 自分のことも世界のことも短期のうちに捉えがちで、今は自分が創作家だというのが信じられません。ばりばり創作していた自分ってどんな自分だったっけ……?

 今はなんだか、ひたすら読みたいですね。縁あってエドガー・アラン・ポーなど読んでいます。ヘッセは『知と愛』に入りました。もう、尊すぎて一日に数ページしか読めません。ちなみにここで言う「尊い」は腐女子界隈で言う「尊い」とまったく同じニュアンスです……二人の関係性が至高、とか、聖域すぎて読んでいて悶える、とかです……。

 日常のほうでもいろいろありました。とても珍しい古楽器をなさっている方との出会いや、新しく友人になった人から大切な不思議な秘密を聞くことや……。最近、素敵な出会いやものごとが多いので、もちろん不快になることや不愉快な思いをすることもあるのですが、税金のようなものだと思っています(笑)。

 8月18日、19日、20日、拍手ありがとうございました! 来週はぼちぼち更新できればと〜!


2020年8月16日(日)

 「魔女」と呼ばれている方とお会いし、魔法の杖を見せてもらいました。不思議な話もいろいろ聞きましたし、こちらからも話すこともありました。もし数年前にお会いしていたら本気で頼っていたかと思うのですが、僕の嵐が過ぎ去ったあとに出会えたことも不思議でした。

 その「魔女」さんの旦那さんは、僕が大変影響を受けてお世話になっている人なのですが、その人の手記の本もいただいて、一気に読んでしまいました。昨日ここで書いた内容とシンクロするように「死と向き合うこと」がテーマの一冊で、人生の重みと悲しみと、そこから感じることの尊さに深く考えさせられています。

 お二人からは、物語を書き続けることを大変深く応援してもらえました。特に「魔女」さんからは「未来が見えないのは光でまぶしすぎるから」とのお言葉をいただき……。このところ創作方面では地に足がついていなかったのですが、ひとつ、前を向けた気がします。

 まったく新しい物語をぼちぼち考えはじめています。深い思い入れも思い出もないまっさらな作品で、純粋な創作の楽しみの中で、執筆段階まで至れれば、と思います。書き始めてしまえば、あとは波に乗るだけなのですが、船を造るまでが大変です。頑丈な船にしなくては。素敵な船でもあるといい。

 連続での拍手ありがとうございます!!


2020年8月15日(土)

 3週間ほど注力していた仕事がひとつ終わりました──!! WEBサイトの制作でした。デザイナーさんがデザインしてくれたものを組むだけとはいえ、レスポンシブ対応などむずかしい局面も多く、今回のことに対応するために大変スキルが磨かれました。このサイトも拙い部分が多々……目に余るようになったら改装するのだと思います……(笑)。

 読書のほうは塩野七生さんの『皇帝フリードリヒ二世の生涯』を(数ヶ月かけて)読み終えました。大変、大変勉強になりました……! というのもすばるさん、王国ものをずっと描いておきながら、国王とか皇帝がなんの仕事をしているのか全然わかってなかったからね! 必須の知識でした。いや、フリードリヒ2世だけを例にするつもりはありません。世界史系の読書は続けていきたいです。

 そのほかも今日はエッセイやノンフィクションをつまみ読みしていました。ノンフィクションは「死に向き合うこと」をテーマにした重いやつですが、これもなんというか、知っておくことは(個人的に)必須な気がします。思春期に文学的に考えてきた「死」と、成長してから人生の中で出会う「死」はまた全然違う(同じところもあるかもしれないけど)。今日もたくさんの「死」が同じ世界の上にたしかに存在したのだと、日々祈りにおぼえるようにしているけれど。

 拍手ありがとうございました* 仕事はもうちょっと残ってますが、明日から少しずつ創作モードに戻っていきたいです〜。


2020年8月14日(金)

 今日も仕事をがんばりました……あと数日で終わる……あと数日で仕上げねば……解放されるということはすべてやり遂げるということでして。地元では16日の送り火がもうすぐだね、なんて話を聞きますが、冗談じゃないです。16日までにまだいろいろやらなくては……!(笑)

 とはいえパソコンが新しくなって作業環境は快適になっています! よかった!

 休憩時間にはヘッセと村上春樹さんとライトノベルなど少しずつ読みました。執筆のほうは今日はまたお休みになりそう……大丈夫、休暇が待っている………………。

 そろそろ疲れているのか書いていることが若干おかしい気がします。気のせいかもしれない。昨日拍手ありがとうございます!


2020年8月13日(木)

 早朝、こらえきれなくて、6月に仕上げた原稿「るりなみ版ナミソラ短編集」の書き直し作業をはじめました。冒頭から文章を直していく推敲作業で、とても幸せな時間です。日中は仕事をして夜また少し向き合ったのですが、思っていたところまでは進まず……でも、久しぶりに創作に関われたので、満足しています。

 コロナの影響で仕事の案件がひとつなくなり、お盆明けに今の案件が終わったあとはしばらく休暇モードになりました。やっほぃ! 思う存分「るりなみ版」の仕上げにかかろうと思います。

 村上春樹さんの短編集の中の一作が、僕が少し前に書こうと目指した純文学の「お手本」のような形の作品でした。僕のほうはプロット段階でつまづいてしまってそのままなのですが……。うーん、ファンタジーはするする「水を得た魚」のようなノリで作れるけど(完成度はともかく)、純文学の呼吸がわかるようになるにはまだまだかかりそうだなぁ……。

 連日拍手ありがとうございます。大変励みになっております!


2020年8月12日(水)

 昨日書いた村上春樹さんの『職業としての小説家』、それから最新の短編集、そして人からおすすめされたライト文芸と、懐かしい作家さんのライトノベルなど買ってきました。村上さんの最初の短編には短歌が載っていて面白かったです。懐かしの作家さんは中学の頃に読んだ作品とノリが変わっていなくて安心したようなびっくりしたような。

 心理学の話を聞く機会がありました。文学方面で、詩人や芸術家や作家に対して「狂気を持っている」と(いい意味で)言うような精神的特性が、心理学の用語では学術的にぱきっと説明されているのを聞いて、心理学というものそのものの印象が少し変わりました。なんというか、今まで僕が知っていた心理学が文系の心理学なら、今日聞いたのは理系の心理学だった……! 奥が深いですね。

 仕事の合間の時間に創作をしようとしているのですが、数週間仕事漬けだったのでなかなか頭が切り替わりません。書けなくなる心配はしていないけれど、時間はかかりそうです。でもそんなことを言っていると秋にはまた大きな仕事がありそうで……集中して長編なんて書けるんだろうか……。プロの作家さんでも兼業の人がほとんどだと聞くので、両立のさせ方は探っていきたいですね。時間配分というよりは、脳や心のモードの問題で。

 昨日、たくさんの拍手ありがとうございました! 本日も拍手ありがとうございます〜!


2020年8月11日(火)

 新しいパソコンが届きました! ですが同期でごたごたしていて結局まだ今までのパソコンで書いております……。バックアップもひとつ間違えると書類が全部消えるとか、この1週間の更新分が全部なくなるとかあるので、冷や冷やしております。

 村上春樹さんのエッセイが揃っている喫茶店で『職業としての小説家』という本の一部分を読んできました。長編小説を書くときの時間の使い方や、小説家にとって大切な日頃の習慣のことなど、大変面白かったです。しかし村上さんに村上さんの流儀があるように、僕にも僕なりのやり方はすでにあって、(大作家だろうとアマチュアだろうと)自分なりの執筆との向き合い方があるのは面白いなぁ、と。それを維持したり更新したりしていく作業がまた大変で、やりがいもあって。

 あと今日は、少し前にこちらでいろいろ書いていた「ナミソラSF」を見直していました。やはりこの作品がやりたいと思ったので……。執筆の目的や目標などは今までの計画と少し変わってしまうのですが、どうせやるなら一番深みのある作品にチャレンジしたいと思いまして。でもまだまだプロットが空白だらけだったので、焦らず考えていきたいです。

 昨日、今日と、拍手ありがとうございました!


2020年8月10日(月)

 数日間、いいことと悪いことが立て続けに起こり、とても日記を書きに来られませんでした、すみません……! 拍手などありがたく頂戴しております、毎日ありがとうございます……!!!

 いいことというのは、小説関係で、ひとつ目標が達成できたという感じのことで。しかし仕事も人生も忙しすぎて実感も変化もありません(汗)。仕事のほうはお盆明けに落ち着くので、そうしたら小説人生に戻れるのかな。まったく創作に触れられない日が続いていて、そろそろおかしくなりそうです(笑)。

 友人からもおめでたい報告や躍進の報告を聞いたりして、人生いろいろだけどみんながんばっているなぁ、と思います。本当に人生いろいろで……涙することもありますが……強く生きよう……。

 ご近所にとても素敵な年上の友人ができて、大変嬉しいです。他にも憧れの年上の友人のお家に遊びに行くことになったり、心からの話ができる友人と知り合えたり、最近いいこともいっぱいあります。しかしとりあえずみんな「お盆明けに仕事が落ち着いたら!」となっていて、今は修羅場です。乗り切ります。押忍。


2020年8月4日(火)

 すっかり元気になりました。今日は仕事の合間に近所のお寺さんへ。庭の東屋で贅沢な時間を過ごすことができました。最も、行った目的は……今はまだ秘密ですが、数日内に書くかも書かないかも(笑)。

 仕事のほうも順調です。7月から使い始めたソフトにも慣れ、操作のストレスもなくなりました。8月末までの案件で忙しいのですが、それが終わったあともちゃんと仕事はありそうでありがたい。

 ヘルマン・ヘッセの『幸福論』はエッセイ集でした。1日1話ずつ読んでいます。あとは『知と愛』を読めば読破か、と思っていたら『青春はうるわし』という本があったみたいで。その他、本当に全作読破しようと思ったら、全集などに頼るしかないようです。

 読んでばかりいると、もう「書きたい、書きたい」ってなるんですよね。でもいざ1日が終わりに近づくとあまりエネルギーは残っていなかったり……。今は充電しつつ、プロットなどゆるゆる作ろうと思います。

 2日、3日、本日、拍手ありがとうございます〜〜〜!


2020年8月1日(土)

 寝込んでおりました。もうすっかり大丈夫です! いつもの心身の波のための不調ではなかったというか、心身の波の不調がないなーやったーと思っていたら身体のほうが強制終了した感じの不調でした。定期的に軽く寝込むくらいで心身をリセットしていくのが良いみたいです。自分の心や身体とも、お付き合いですね。

 仕事が忙しくなり、体調不良の中でもがんばっておりました。8月下旬までこんな感じが続き、解放されたら集中して小説の推敲をする予定です。そんなわけで原稿は今は寝かせている……。忘れた頃に読んだときに味わえる「他人の作品を読んでいる感じ」がまた好きなんですよね。

 父の勧めで『嵯峨野明月記』という小説を読んでいます。父の大学受験時代の過去出題作だったそうな。覚悟していたよりは読みやすいです。本能寺の変の頃の京の町の混乱を読みながら、道端で倒れていく名も無い人と天下采配の計略を練る一部の人との違いや、右往左往する人間の器の大きさについてなど、いろいろ考えさせられますね。うむ、面白い。

 ヘルマン・ヘッセの未知なる最後の2作が書店に届いているそうなんですが、蟄居中で取りに行けぬ、うぬぬ。しばらくは『嵯峨野明月記』と戯れておくとします。

 7月27日、28日、拍手ありがとうございました!