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2021年12月30日(木)

 今年もあと2日! という12月30日の夜明け前です。読み返しや改稿を進めていたらこんな時間……泣いても笑ってもあと30ページ弱しか書けないぞ、というところまで来ました。年内に終わらせたかったのですが、ちょっと年始にかぶりそう。やる気が燃え続けてくれることを祈る!

 とはいえ、冬至からすでに「新しい世界」「新しい自分」がはじまったような意識でおります。というのも冬至の日に、本当に久しぶりに、スピリチュアル界の大きなリーダーである並木良和さんのイベント「宇宙の祭典」を配信で視聴し、冬至のゲートをくぐるワークをともにしたからで……。並木さんのイベントは2017年に受けに行ったきり、あとは著書を追っていただけだったのですが、今回は……今回は見送ってはあかんと……なにかの声に呼ばれるように直前に申し込み、その声は正しかった、と実感しました。

 大きな変化の時代の中で、光の極も闇の極も同じ地平にあり、そこに捉われて争っても意味はないと──いろいろなことに心をすり減らした今年も、終わっていきます。その中で新しい世界に進む確かな選択ができたこと、そして迷いの中でもかけがえない経験ができたことに感謝しつつ、来年はもう惑うことなく、自分の選んだ創作の道を突き進もう、と思えました。

 『星詠みの国のプラネテア』の小説本を置いてくださるなど、今年大変お世話になったスターポエッツギャラリーさんにも年末の挨拶ができました。また、敬愛する牧師さんが『天使の宝玉』文庫化をお祝いしてくださって。心優しい人たちに囲まれて、心から感謝が溢れる体験もしました。

 それから振り返ればもちろん、創作、小説、漫画、あるいは脚本、映画制作をがんばっている仲間たちとの交流にも恵まれた一年でした。小説を書くことが孤独な作業だなんて、そんなことは今やまったく感じません。仲間の刺激があればこそ、凹んでもまた前を向ける、と思えることは、おそらく幸せなことなのでしょう。

 ……といい感じのことを語りつつも、改稿がイマイチ不出来だとイマイチな気分にもなって、本当に作品と付き合うのは精神のジェットコースターです(笑)。来年もこうだろうな!

 いつもたくさんの拍手を、本当に感謝です!! 皆さまも良いお年をお迎えくださいっ!


2021年12月18日(土)

 1週間ぶりに書きに来られました。今回もちょっと長めに語ります〜!

 10日ほど、自分史上ありえないほどの集中力で、改稿作業に熱中しておりました……全体の2/3ほどに至り、予定していたページ数の圧縮はいい感じにうまくいっています。「ダイエット」成功中、ですな!(後半「リバウンド」=大幅加筆がないか怖いですが)

 改稿している作品は、SFファンタジーです。もとからそういうつもりだったのですが、改稿で設定が整理され、前よりも論理が通ったことにより、SFの比重が増えてしまい……普通のSFというよりはスピリチュアル・サイエンス・フィクションという感じですが、とにかく説明パートが小難しいんです(汗)。そういうのが好きな人には(前より)うなってもらえる自信があるけれど、苦手な人や若い読者には……見放されないか心配です。

 とはいえ、その作品も「新人賞に出す」ということは一応「世に問う」ということかと思うので(学生時代の先生がそうおっしゃってた)、「自分的には最高なんだけど、これはどうだ!?」という気持ちで原稿をばーん!と叩きつけられたらいいなと思います……!

 説明パートで解説する、というのもそもそも、SF作品の文化かと思います。狙っている新人賞はライトノベルの賞なので、うならせる解説よりは、主人公の行動が大事なのだと……わかっては……いるのですが……っ! それからストーリーの弱み、主人公の設定の弱みもわかっています……わかっては……いるのです……っ! わかっているすべての理想ポイントにチェックがつくような作品が作れたら、それはすごいんだと思いますが、作品は「なまもの」あるいは「いきもの」なので、なかなかそうもいかず。

 今やっている作業は、一からの構想・執筆ではなく改稿であることもあり、作品の構成的な・設定的な弱点はわかりつつも、そのほかのところを伸ばしていくしかないですね。……それでも自分では、今まで書いた作品で一番面白い、と思える日もあるのです。なんとか評価がついてくるといいな、と思います──まずは一次選考突破目指して! その次は『星詠みの国のプラネテア』(実は三次まで行ってくれた作品)を超えることを目指す……!(とはいえ、今作はプラネテアとはまったく強み・弱みが違う作品なので、評価されるかは本当にわかりません)

 ところで。
 実はその改稿作と並行して、サンタクロースを主人公にしたクリスマスの作品も執筆していました。

 そちらは、10月から受けてきた脚本講座の中で書き上げた、映像作品となることを想定した脚本です。小説と脚本の違いが勉強したくて受けに行った講座でしたが、がっつり、勉強できました。脚本の書き方ももちろんイチからわかったし、小説の物語作りに応用できるメソッドがいっぱい……。

 その講座は、12月でほぼ修了となります。クリスマスの作品は、最後に改稿(こちらも改稿(笑))が残っていますが、完成間近。……実は全然満足いく仕上がりにならなくて涙涙なのですが、はじめて書いた脚本で、愛着はひとしおです。

 と、そんな感じで、今年はほぼずっとそのSFファンタジーをやっていて、6月にちょこっと自分のための中編(プラネテアスピンオフ)を書いて、秋はそのクリスマスの作品をやりつつ、やっぱりSFファンタジーをずっとやっていて……(実は続編構想とかもしていた。モチベーションがあればなんとか形にしたいですね)。

 2021年、創作充でした。
 ──年末まとめみたいなこと書いてしまいましたが、年内にもっかいくらい日記更新したい(笑)。

 更新再開後、たくさんの拍手、本当にありがとうございました……! 10連打してくださった方も、感謝です。ここを読んでくださっている方々はあたたかいなぁ、と毎度ほろりとしてしまうのです……っ。


2021年12月12日(日)

 うぉぉぉぉぉぉん、更新停滞しておりました! なんだか日々や気分が大変で、11月半ばから、とてもここになにかを書くことができそうになく……そればかりか創作や執筆すら停滞してました。そのはずなのですが、今やあまり記憶がなく……どんなふうに落ち込んでいたんだっけ……。とにかく、数日前から執筆ができるようになりました。

 というより!
 12月6日から、怒涛の勢いで執筆していて、集中力や精神力が自分で怖いです。

 その力の名を……「執念」という……(笑)。それは間違いありません。

 秋口に応募した原稿、一次選考であえなく落ちてしまったんです。が、落ちたその日には「再チャレンジ」の熱が燃え上がり……。改稿して別の賞に応募するぞ、と。

 改稿応募には賛否両論あるようですが(改稿しても一度落ちた作品はそんなに結果変わらんよ、みたいな)、僕の場合は改稿を重ねることで、完成度が劇的に変わるのが楽しくて。新人賞の結果、ということでなくとも、
・初稿「書きあげたけど、この作品は人に勧められんな……」
→ 第2稿「これはいいところのある作品だから人に読んでほしい!」
→ 第3稿「以前の作品を気に入ってくれた人たちに自信を持ってお届けできる」
くらいの変化があります。
(「自信を持って」=「満足している」とは限らないものの!)

 まぁ、完成度があがる/あがらない以前に、別の賞に応募するためには大幅な原稿枚数のダイエットが必要で……改稿は必要に迫られたものでした。が、そのダイエットの作業が、今のところ自分でも驚くくらい原稿を引き締めてくれています。少しでも面白くないところ、冗長なところ、怪しかったところはザクザク切り分けて再構成。本当なら初稿でも、このくらいの思い切りで推敲をしたらいいんだろうなぁ、とおおいに勉強になっています。

 『星詠みの国のプラネテア』を書いて以来、実は、納得いく作品──それを越える作品がずっと書けていませんでした。プラネテアは今読んでも、この作品の素直な良さにはかなわんなぁ、これは一度しか書けないやつだなぁ、と思う部分もあります。が、ストーリーやキャラクターのバランスにはおおいに未熟なところもあり、それは改善すれば伸びしろであるのだし、なにより今年書いてきた作品はノリや楽しさを重視したまったく別のコンセプトの作品で。新人賞の結果という意味でも、自分の中での「自信作」という意味でも、プラネテアを越えたいですね。

 という感じで、次に目指す新人賞の標的が定まり、一応、人生の温度や密度が安定した模様。「新人賞への投稿」以外にも、地球の暮らしには夢中になれるようなものがたくさんあるはず、と思ってはいますが……ここ数年はその「投稿」のゲームにやみつきですね。とはいえ、本当に大切にすべきは、作品を完成させる課程のワクワクや、自費出版であれ人に届けることができていて、実際に楽しんでくれる人がいる、ということかなと思います。本当にそれらすべては「有り難い」ことだ、としみじみ。

 停滞中も、拍手ありがとうございました……!!!
 これからは毎日更新でなく、時々長めに書けたらな、なんて思っています!