小説を……書くのが……楽しいです……(にんまりしつつ)。
本当に久しぶりに、一から執筆する、という工程をがっつりこなしております。去年は推敲と加筆と調整の嵐だったからなぁ……! もう「一から執筆する」という技術が散々にへたれているのでは、と危惧していましたが、こうして書き始めると、なんだか自転車に乗るようにすいすい筆が進みます。自分がコントロールしているはずの「筆」が回転するスピードに乗せられていくようで、不思議な感じもします。
というわけで、完全に趣味のための作品の執筆にかかり始めました。楽しいです。「楽しんで書く」という、初心よりもさらに遠くなっていた原初の喜びを思い出すような──思えば、小学生の頃に「楽しんで書いて」いた感じに近いですね。そして今では、作者が存分に楽しんで書いた作品からは、楽しいオーラが発されて、読んでくれる方に伝わる、と信じつつ!
とはいえ、ひとつの作品にがっつりかかり始めると、他の作品の構想を進める頭と心のゆとりはないようで──いろいろ考えていた物語たちはしばらく寝かせることになりそうです。ライフワークである「ナミソラ」の原点回帰的な物語や、ナミソラキャラの別物語など、いろいろ練ってはいたのです──が──!
音楽方面の実地体験取材も(亀の歩みで)進んでいます。数日前から、家にあるギターの弾き方をちょっとずつ探るように。弦楽器は未知なる存在でお友達になるには敷居が高い──とも言っていられないではないですか、音楽ものを本気で描くのなら! とはいえ今日は家人から「(ギターを構えるときの)足が逆」と指摘されました。お友達になるのはまだまだ遠いようです(笑)。
拍手、いつも、感謝感激です!! ありがとうございます〜*
更新は1週間から10日おきです、と告知を出した直後なのですが、語りたいことがあったので語るのである……というわけで、本当に珍しく、音楽と作曲についての近況を。
「すばる亭」では2014年に制作した楽曲たちを公開していますが、当時は大変素敵な作曲家の先生に師事し、一から作曲を学んでおりました。頭も作曲モードだったのか、夢の中で聴いた音楽(完成形のことも、メロディーだけのことも)を映しとることに夢中で、夢で曲が流れると、聴き取りつつ必死にがばっと起きて枕元のメモ帳にメモる……という生活でした。当時はイラストと物語制作がスランプで、そちらの泉は枯れてしまったように感じ、夢の音楽の風と雨の中にいた人生の中でも珍しい時期でした。
その後、私生活が多忙になったときに、夢の音楽は去ってしまい、作曲からは未練なくさっくり離れてしまっていましたが。
去年、そして今年になって、「音楽」をテーマに据えた小説作品を書こう! という野望が生まれ、勢いあまって(?)作曲家の先生に連絡を取り。実に8年ぶりに作曲ソフトを開き、先生に再会し、野望を語り、なんとその「物語で音楽を描くための作曲」を習う、という大変恵まれた、幸せな、魂の安らぎと闘志が合わさったような環境で、音楽を学ぶことができています。
それとは別に、本当に偶然に、古楽や楽典に詳しい先生との出会いもあり。実はそちらも体験レッスンを受け、学びを深めております。学生の頃(オーケストラ部でした)にしておけばよかった! と思うような自主的な勉強が、大人になった今はできるようになり、オケのスコアとも「お友達」の親密度を高めていっているところです。
そんな環境の中、2月になってからは数年ぶりに連日、ピアノさんともぽろぽろと戯れており。自分で2014年に作っていた曲を弾くのが楽しい! という自家発電。(あとは「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の楽曲を弾こうとあがいております、難しいが楽しい!(笑))
──という音楽充をしていたのです、1月2月。
2月末に親知らずの大工事をしたことで日常ルーチンが崩れ、3月は物語制作にはなんとか復帰したものの、音楽はぼちぼちなのですが、良い距離を測りつつ、少しずつでも日常に演奏や勉強の時間を取り入れたいですな!
さて。再開した作曲では、「実際に演奏できる」をひとつの縛りとしてアレンジに取り組んでおり、PCに入っているサウンドに頼っていた2014年とは別のアプローチをしております。先生曰く、後者は「Z世代的」な作り方だというのですが、すばるは20世紀までの作曲法や感覚を学びたい、という野望のもと……(将来的にもすばる作品は多分にファンタジー世界が舞台かと思われますので、そこにいる作曲家のキャラクターは近世地球の作曲法をベースにするのではないかなぁ)。ですがこの「Z世代的」手法を禁じた方法……完成度をあげるのがめっちゃむずかしい……!!
自分が物語制作や日本語表現には本気で取り組んでいる、という自負があるので、なにかに向き合うときの本気度はわかり。作曲や音楽の勉強は「片手間」「遊び」の域を出ていない、というのは百も承知、その状態で納得いくクオリティの作品を作ろうというのは高望みなのだとは思います。でも、やるからには、自分がhappyになれるクオリティに仕上げたい!
というわけで、今年のうちには、「楽曲の小部屋」の更新を再開できそうです★ というご報告と自分語りでした。
拍手ありがとうございます〜!
お知らせです。トップページに告知を出したとおり、『星詠みの国のプラネテア』と新作『天使の宝玉』の文庫本の通信販売に対応いたしました! 気にしてくださっていた方、匿名通販ですので、よければお手にとってみてください*
去年より「通販しますします詐欺」状態だったので、重い腰をあげることができてよかったです……。実はWEBのほうの仕事で通販サイトを勉強しなくては、という必要に迫られての行動でしたが(そんな裏話はいらない)。
さて、創作進捗ですが、丸6ヶ月かけたプロットが昨日、完成しました! ひとつ前の日記に書いていた「続刊もの」ですね。今まで、新人賞突破を目指し、一巻完結の長編作品を書く修行に明け暮れていたのですが、続編を書く力もつけなくては……と考え始め。そしてやはり一から物語を作るのとは違う要素構成のむずかしさがあり、プロットを立てただけでも大変勉強になりましたが──そのプロットが自分史上最高に、自分で楽しく面白く感じられるものになってしまい、これは書くしかねぇなぁ……と……(笑)。
プロットの段階で「面白い!」という作品が、執筆したときに面白くなるとは限らないのが怖いところ。ですが、プロットが面白くないものを執筆と推敲で高めるのは至難の技ですので(それでもいつも面白いプロットが書けるとは限らないのだ!)、なんにせよ面白いと自分で感じられるプロットが仕上がったことは、自分の創作人生の中でのひとつの快挙です*
それから、毎年界隈で「祭り」となる巨大規模の某新人賞の締め切りが迫っており……完成原稿を友人知人にお送りして読んでもらっているところです……楽しい時期ですが、(チキンなので割と深刻に)ドキドキである……! 友人らはSF愛好家さんであったり、凄まじい量の読書をこなしてなお「読むものに飢えている」という猛者さんであったりするので、作者とはまったく違う角度の視点があるはず。感謝。
先日の更新後、たくさんの拍手で迎えてくださってありがとうございます……! 深く感謝です*
1ヶ月以上潜ってしまったのですね! 本当に、流れが加速していくかのように、大変いろいろなことがあった1ヶ月でした。めちゃくちゃがんばってめちゃくちゃ燃え尽きてめちゃくちゃ復活した……などジェットコースターですね……意識をきちんと目醒めさせていたい……(笑)。
今年になってから、3つの新しい作品に取り組んでいました。が、プロットがある程度の形になったところで、そのうちの2作は「凍結保存」をすることに。
ひとつは大人向けファンタジー、ひとつはファンタジー要素のある音楽モノ、とどちらも一般文芸としての投稿を視野に入れていたのですが、(当社比で)美しくも憂いある雰囲気の作品となってしまいそうで……僕が今、描きたいノリではないなぁ、と保留を決めました。「途中保存」ではなく「凍結保存」、「冷凍庫に入れるけれど、取り出したらそこから書けるよ!」という段階まで一応詰め終えた自分を褒めたい……とはいえ、さすがに渾身2作がそうなったのは精神的にこたえて燃え尽きたけど……(笑)。
そして最後のひとつ、現在、詳細を詰めている作品は、以前の作品の続刊です。いつになるかはわかりませんが、いずれなんらかの形では必ず公開して、長く付き合っていきたい作品です。実は今その作品世界がライフワークの「ナミソラ」以上に楽しくてハマっているかも!?
その「続刊もの」に加え、新しいライトノベルものが生まれたての状態なので、少しずつえさを与えて育てております。メインキャラクターと物語の流れが固まったので、シナリオとして構成する段階が見えてきたっ。この、物語としてきちんと破綻なく面白く詰める、というシナリオ段階が本当にまだまだ苦手……うかうかしていると何ヶ月もかかるので、去年後半に受けていた脚本講座のメソッドもフルに活かしつつ、がんばります。ちなみに「続刊もの」のプロットは去年10月から詰めはじめたので、丸5ヶ月かけてなんとか……という……っ。
近況はそのような感じになっております……不在中の拍手、本当にありがとうございます……!